展示室 平面図
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この平削り盤は、1879(明治12)年明治政府工部省直属の機械工場であった赤羽工作分局で製作されたものである。
1898(明治31)年岩手県実業学校創設に際し、機械工場とともに金工科の設備として引き継がれた。
本機には三つの菊花御紋章が付されており、現存する工作機械では最も古く、我が国の工作機械の歴史資料としてきわめて重要な価値をもっている。
平成21年2月23日、経済産業省より近代化産業遺産として認定を受ける。
現在、愛知県犬山市にある「明治村」に貸与、展示されている。
本冷蔵庫は、純国産密閉型電気冷蔵庫・K40型の1号機。
陸前高田市出身で大正10年県立工業学校(現盛岡工業高等学校)機械科卒業、海軍技術研究所を経て大正13年、日立製作所に入社した平野徳太郎氏が設計した。
亜硫酸ガスを循環させて冷却するタイプで、当時としては画期的な製品であった。
高さ150cm、横60cm、奥行き67cm、容量157リットル、重さ200kg。
昭和7年に国産第1号として製品化された。
現存するのは2台だけで、日立アプライアンス(株)の所蔵している1台は、経済産業省から平成20年度近代化産業遺産として認定を受けている。
「陸王」というオートバイメーカーの技士長であった、安部理八氏(大正11年 機械科22回卒)が、終戦後会社を設立し「ABE」をエーブとし、製造する。
当時のエンジンは三輪車をはじめ四輪自動車等はサイドバルブエンジンが主流であったが、このエーブスターはその中にあって高圧縮比と高回転を得る事ができたすばらしいオートバイであった。
この他に250CC、350CCなども生産され昭和30年代まで日本全国で疾走した。
当時、校舎の棟飾りの瓦として使用されていたもので、瓦には「工」の字が刻まれている。